"Alice's Adventures in Wonderland"はLewis Carrolの言葉遊びがちりばめられています。英語ならではの表現は原書を読むのが一番ですが、文化的背景や語彙知識の不足から日本人には十分わからないこともあるでしょう。解説を読まなくてもストーリー自体は楽しめますが、
原書を読んだ後、もっと深く分かりたい方へは、こんな専門書はいかがでしょうか。
稲木 昭子,沖田 知子
Amazonおすすめ度:

『アリスの不思議な国』の作品中に見られる言葉遊びの解説書。作品の背景知識や薀蓄がわかる。原書を読んだだけではわからなかった細かい部分が、解説によってよくわかった。(解釈は読者にまかせればよい。)パートIでは、「アリス」に見られる、言葉遊び(pun:同音多義語)、論理遊び、メタ言語、談話、修辞、パロディに着目して分析する。パートIIでは、物語の中の3つの場面を取り上げて「アリス」の構造を概観する。
★★★