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雪の結晶―冬のエフェメラル


中谷宇吉郎の研究を受け継ぎ、北海道大学低温科学研究所で教授を務めた、小林禎作の著書。大雪山旭岳で撮った美しい雪の結晶の写真をパターン毎にレイアウト。氷の結晶構造の模型や雪の分類、極地に降る雪など変わった雪、あられや霜、観察のてびき、雪の研究とデザインの歴史が子供にもわかりやすく簡単に書かれている。バランスのとれた入門書。
★★★★★


中谷宇吉郎と同時代に雪の結晶を研究した小林禎作の一般向け科学書。中谷の後継者といっても、中谷の研究を超えようと批判的に継承した。自ら「反乱分子」と名乗り、時に辛口である。「雪がなぜ六角になるのか」を分子レベルの結晶構造から解明しようとしたところは、私の関心と重なり、結晶の生成過程の説明は面白かったが、肝心なところは、わかったような、わからなかったような・・・。
★★★★

<雪研究の歴史>
BC150年 韓嬰 「韓詩外傳曰凡草木花多五出雪花獨六出」(「太平御覧」の記述)
1250年 アルベルタス・マグヌス 雪についての最古?の記述
1555年 オラウス・マグヌス 最古の雪華図
1611年 ケプラー 「新年の贈り物あるいは六角形の雪の結晶について」
1637年 デカルト 最古の六花の雪華図
1665年 フック "Micrographia" 雪結晶の顕微鏡観察図
1681年 ロセッティ 雪結晶の分類
1796年 司馬江漢 「天球全図」 雪結晶の顕微鏡観察図
1820年 スコレスビー "An acount of the Arteic Regions" 雪結晶の分類
1832年 土井利位 「雪華図説」「続雪華図説」観察法、雪の生成過程、雪の効用
1837年 鈴木牧之 「北越雪譜」雪に関する見聞録
1855年 グレイシャー 精密な雪結晶の顕微鏡観察図
1894年 ノイハウス、シグソン 雪結晶の顕微鏡写真
1931年 Bentley "Snow Crystals" 芸術的な雪結晶の顕微鏡写真集
1936年 中谷宇吉郎 人工雪結晶実験に成功
1938年 中谷宇吉郎 「雪」
1946年 シェファー、ラングミュア 人工降雨実験に成功
1949年 中谷宇吉郎 「雪の研究」雪結晶の生成過程
1951年 花島政人、中谷宇吉郎 「ナカヤダイアグラム」
1954年 中谷宇吉郎 "Snow Crystal, natural and artificial"
1961年 メイソン、小林禎作 「小林ダイアグラム」
1962年 孫野長治 天然の雲で雪結晶を観測
1983年 宇宙での雪結晶生成実験
1988年 福田矩彦 上昇気流での人工雪結晶に成功
黒田登志雄
樋口敬二
Kenneth G. Libbrecht 雪結晶のカラー写真
古川義純 宇宙での氷結晶実験
平松和彦 ペットボトルでの氷結晶実験

<参考>
第134回常設展示 | 雪-冬に咲く華- | 国立国会図書館
今日も星日和: 雪の結晶を観察した人たち(その1)ダイジェスト
雪の結晶の謎は解けるか |宇留須健太の謎解きシリーズ
Tags: [★:★★★★★] [テーマ:雪] [ジャンル:物理] [所蔵:名古屋市図書館] [所蔵:愛知県図書館]
一般書 【2009/03/02】 edit
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